はじめに
Adobe Illustrator(略してイラレ)はCS5からと独学素人ですが、そのCS5ログインサポ切れ後にPCが2台連続で壊れ、脱Adobとなってしまいました。
そんなわけで代わりにベジェ曲線が描ける無料ソフトの「inkscape(略してイン助)」を使う事となりました。
そういえば、2023年illustrator CS6のログインサポートが切れますって話があったし、同じようにPC壊れてCCサブスクか?それともイン助に移行するか?と悩む人とそろそろかでるかな?、と思いだしてこのイラレVSイン助記事を書きました。
主の歴
- 所有して使ってたイラレ:CS5
- 洋裁施設等で使ってたイラレ:CS6
- 今使用してるイン助:Vr1.2と1.3
イラレ脱後にイン助やって驚く点
- 最新情報が少ない
- レイヤーにサムネ無し
- パス変形手間
- 変形少ない (グリッド無し)
- ブラシが作れない
- 自作パレット手間
- パターン登録手間
最新情報少ない
イラレは本・動画等最新の物が充実してますが、イン助はとにもかく指導サイトや動画1.2~1.3対応で完全初心者を導くものが少ない。
ただし海外のユーザーはとってもホットで新しめの機能の動画等アップしてくれるので英語がんばろとなります。
これは私が買った1.2対応ガイド本なんですが、一番使うであろう、「パスエフェクト」解説が、「こういう機能が有ります」で終わってます。
サンプルデータはあるけどいきなり完成してるので設定や元の素材の作り方に関する説明が有りませんので???になるのでご注意下さい。
レイヤーにサムネが無し
一般的絵描き有料ソフトってレイヤーにあるオブジェクトのサムネ、イン助は有りません。
パスか図形かテキストぐらいしかわからないので、名前つけないとやばいくらいにわかりません。
パス変形手間
例えばイラレは円を描いてダイレクト選択ツールに切り替えたら即座にポイント(イン助はノード)系の変形が可能ですが、イン助は図形を描いたら一旦「オブジェクトをパス化」をしないとポイント増減やコントロールハンドルをいじれません。
Adobeから他のソフト使うとダイレクトに変形作業が出来ない事多いなあって苦痛を味わいますが、無料だからと己を鼓舞してください。
変形が少ない
イン助の変形は・フィルター機能とパスエフェクトに「変形」が有りますが、イラレの簡単便利変形である、「ワープ(旗とか貝とか)」や「パンクと膨張」「ジグザグ」「グリッド(格子や表)を描く」に匹敵するものがありません。
因みにイン助の設定はとても細かいの何がなんやらさっぱりです。
下図のエンベロープ変形はイラレでは自由変形ツールにあたります。
ブラシが作れない
既存の線の調整できるけど、オリジナルブラシは作れません。
線の先とかにオリジナルオブジェクト付ける事くらいは出来ます
クリスタで補助
CLIP STUJIO PAINTO 2.0(略してクリスタ)でブラシ作ってみた。
この辺の機能性はillustratorに近いと思います。
オリジナルブラシは手書きでもベジェ曲線にも使えます。
無料版もあるけど、そうなると売りであるベクターレイヤーが使えません
自作パレット登録手間
イン助使って1年以上はたってるのに、パレット作ってないなあ~で調べたら、イラレやクリスタみたいに自作パレットが直感操作で手軽に登録できません。
めんどくささに心が膝から崩れ落ちました・・。
- 欲しい色の□をたくさん並べる(クローン使う)
- □の集合体を全選択
- 対応ファイル化保存
- ソフト内パレット用フォルダにファイルをイン
フォルダにファイルをイン・無料ソフトあるあるデス!。
パターン作り手間
イラレは2012年のCS6から「パターンオプション」が付いて、オリジナルパターン制作が直感操作になりました。
イン助はイラレCS5以前と同じで、上記画像の様にシコシコ手作りでパターン素材を作って登録します、ただし登録パターンの名前が設定不可、なんでやねん。
その他豆知識
- 塗りの色変更はイラレと同じ、線は色とシフトキー同時推し
- 無の状態から設定不可・文字やパス一旦作ってから設定
- 色の一括変更は出来ないので他ソフト起動
- ポンコツPCでaiファイル開くの激重※
※イン助はSVG、もし移行するのならAIファイルとSVGファイル両方残すの安全
逆にコレあるの凄
ここまではイン助はディスってばかりですが、逆に無料でこれが有るのはありがたいと点も取り上げます。
- ベジェ曲線
- パスファインダー
- 鏡面対称
- 回転コピー
- 計測
この4つが出来るの凄いですね・実質イラレCS4~6になるなあ。