武将オールスター登場回
登場人物が猫化した日本史をちょびっと学べるアニメ、「ねこねこ日本史」の感想をセレクトして書いてます。
芸術家とパトロンの関係性を面白おかしく描いた「千利休」主役回の「チャチャチャの利休」(49話)をピックアップします。
織田信長からからはじまり、武田・上杉・柴田勝家・石田三成と結構有名どころがちょいっと集結しました。
信長からのスタート
茶の湯とは 茶をたてて振る舞う様式の事である。茶の湯の世界を茶道という芸術まで持ち上げたのが千利休であるが、このアニメでたててるのはマタタビ風味のぬるま湯
織田信長は上杉謙信や武田信玄にうつけ~とあなどられてるので、文化強化として茶人をつかまえるように命令する
秀吉との出会い
お茶業界のトップ3がつかまりました。今井宗久(いまいそうきゅう)・津田宗及(つだそうきゅう)千宗易(せんそうえき※利休)です。
お茶の心が理解できなかった秀吉と違い、信長は戦の褒美に茶器を出したり、茶会を開くのに許可制にしたりと茶の湯活動に力をいれてました
器の良さや深みもバナナ入れるくらいに??な秀吉・・凹む秀吉は凄く可愛いです。
石田三成腹黒増し
本能寺にて信長死亡。代わりに秀吉がトップになりました。下にいる小っちゃいのは柴田勝家らです。利休もお茶界トップに君臨し、バナナ茶会がヒートアップします
ウキウキーと茶道を語るも猫は秀吉の猿語は理解不能・・猿語が訳せる石田三成は黄金の茶室を作れと通訳します。この茶室は移動式なので天皇のところまでいってお茶会をするそうです。
その名は千利休
大徳寺の住職「古渓宗陳(こけいそうちん)」正親町天皇茶会の為名乗りをくださいで・・手に持ったキュウリで閃いて千利休になる。この番組名物のダジャレが炸裂
EDのためになる?解説によると
利休という名前には「才能」におぼれないようにという意味が込められてるそうです
弟頼長と利休の功績
秀吉の弟である秀長はスマートな文化人でバナナでなくリンゴ推進派だった。ある日シンプルイズベストを説く利休に対してお題を出す秀吉。
ここで腹黒を醸す石田の登場です。小枝一本で生け花にしろとの事ですが・・・。
お茶に花を浮かべました。わびさび~。そして入口、にじり口もなにもかもちっさい茶室「待庵」も作りました。コレは日本に現存する最古の茶室でJR大山崎前に今もありますが、残念なことに2018年の高槻地震によりちょっと痛みました。
利休は10日連続の北野大茶会も仕切りました、町人、百姓もウエルカム!で初日は800人来場のまさにお茶のフェス!です。
秀吉のバナナ茶は人気なく拗ねて10日間開催予定ですが、初日で終了しました。
現実は秀吉むちゃくちゃお茶立てて疲れた説やもともと1日限定に変更だったのが伝わって無かった説もあります。
秀長死亡で関係悪化
茶道に対する解釈の違いで険悪になりつつあった2人をなんとか取り持っていた秀長が病死。芸術家「利休」とパトロン「秀吉」の仲は決裂しました。オチがまさかの三成通訳です。