新撰組話4作目
登場人物が猫化した日本史をちょびっと学べるアニメ、「ねこねこ日本史」の感想をセレクトして書いてます。
新撰組団体名義の3部作後、土方個人名義の主役回ですが、普通に「青春編」の続きで事実上新撰組回でありました。
土方歳三、北へ向かう!
新撰組の映像化は数あるけど、土方さんが薬売ってるところから五稜郭の最後まで描かれたのはわりと少ないのでは?と思うのです。
鳥羽伏見の戦い
「新選組、大混乱編!」鳥羽伏見の戦いおさらいからスタートします。激しい銃撃によって敗れた新撰組はこの先どうなるのか!?
病気と負傷で鳥羽・伏見の戦いに不参加だった沖田総司と近藤勇に負けを報告するシーンです。
おフランス
これからは西洋式とフランス軍に教えを乞うも、言葉わからずなせかフランスパンを手にしてレレレのレ~な土方さん。
このフランスパンは後の伏線なので、よく覚えてください。
西洋贔屓で洋装になった土方さん・・ちょっと似合わないと馬鹿にされています
宇都宮城陥落
栃木県の宇都宮城です。餃子ネタきそうでこなかった
スーパーサイヤ人化して戦いの指揮をとる参謀土方にビビる旧幕府軍
勝った!逃げる自軍の兵士を切って士気を鼓舞したという鬼伝説がこの一コマで省略されました。お子様番組の面目を保ちました。
告知・沖田総司の解説動画
【布プリブログ動画】印刷出来る布の解説【ねこねこ日本史 沖田総司】
榎本武揚と蝦夷へ
仙台藩の旧幕府軍の会議というか猫の集会。猫耳回転遊具に萌え~
北海道が猫の顔になってるマップにて詳細を説明する榎本。船が大好きキャラとなってます。
五稜郭到着
五稜郭を拠点としました。ぶしぶし政府(※リアルでは蝦夷共和国)をつくるぞい!
選挙で総裁は榎本に決定。土方さんは軍事治安部門の責任者です。
宮古湾海戦
新政府軍の船を奪うため宮古湾で海戦です。3隻で攻めるはずが嵐で離散しました
乗り上げすぎて、敵艦に乗り込み奪うのは失敗しました。この後も海戦は負けています
二股口の戦い
新政府が猫が苦手とする大きな音=ラッパを吹かせて函館に攻めてきた!。音にびびる土方陣営だが・・。
そこでかつてフランス軍からもらってたフランスパンを取り出す土方・・天才か!?
ちぎったフランスパンで耳栓を作った土方。ラッパが聞こえなくなった事で兵士を正気に戻しました。
大勝利!序盤のフランスパンの伏線がここで効いてきました。
最後の戦い
一本気関門
土方劇場のクライマックスの一本木関門です。「我この柵にありて、退く者を斬る!」と吠える土方さんですが・・
話が少し戻ります・・・死を覚悟した土方は小姓の「市村鉄之助」に日野(東京)の叔父へおつかいを頼みます。
猫だからフラッシュに驚いた土方の写真・・これを届けるのですけ?!結局猫らしい気まぐれで断られてしまいます・・・が、その先は・・・。
リアルでは遺髪と写真など遺品を託しました。鉄之助を戦地から離脱させ助けたかったんだろうと思います、鉄之助は一緒に残って戦うので断ったけど結局折れて届けてくれたらしい
土方死す!
土方歳三、銃弾で死す!・・このあとの演出やオチは・・は秘密・・。番組史上最大の大河風の大作仕様です。
死亡が深刻に描かれないこのアニメでは貴重なシーンでした。土方さんが特別な存在なんだなと改めて思いました
あの世から近藤と沖田が迎えに来た。幽霊になってもなお自軍の敗走に激怒する土方さんに「もう戦わなくていいんだよ~」てなだめる近藤さんがいい。
いつも天然だからこそこの場面のセリフが重く感じました。
ためになる(?)かいせつ
函館は五稜郭のほか三・四・七稜郭までありましたそうです
消えた4隊士の謎
アニメ公式サイトの「あらすじ紹介」欄には、放送一週前から登場人物キャラクター画像が発表されます。上記画像の 野村義時 栗原仙之助 糟屋十郎 小林幸次郎 の4名の新隊士も放送前に公開されていました。(※2018年以降サイト改編のため4名の画像は削除されました。)
新隊士が5名追加とワクワクして視聴するも。市村鉄之助以外は存在を確認できませんでした。一時停止の準備をしてもう一度しっかり見て見たところ~
発見しました↓
山ちゃんナレによるキャラ説明や、名前の記載も有りません。時期的にだんだら羽織はもう着用してないから衣装デザイン変更はわかるのですが、露出も演出もその他大勢扱いなので初見ではただのモブだと思ってました。
土方の最後をキッチリ描く為に尺使い、4人の説明シーンが大幅カットされたのでしょうか?いつか彼らの説明が入ってる総集編なんか作ってくだされい~
ちなみに4人はこの手の学習漫画にも登場してません↓。土方歳三回は企画の段階でかなりマニアックなつくりになってたんだろうなと思いました。
感想
「ねこねこ~」はお子様が対象なせいでしょうか、原作ではある自刃や戦による明確な死亡シーンを見せません。なのでシリアスに戦で散った土方のシーンは予想外でした。
いつものボケや突込みなどのギャグは封印され、エピローグまである贅沢仕様とエンドカードを見て「新撰組物語はコレで終わりか・・」と思ったけどその後すぐ沖田主役回で戻って来ました。涙をかえせ!